『ル・ジャルダン・ブルー』のケーキ達

YOUKO2005-02-19

 みぞれまじりの雨の降る寒い日です。家にこもって温々するものなんとなく幸せなのですが、それにケーキがあればいうことがありません。
 思い立ったら、即出発、目指すは小田急線の果て、永山駅にある新しいお店『ル・ジャルダン・ブルー』です。こちらのお店は雑誌『料理王国』3月号に紹介されていて、チョコ系のケーキが充実していること、シェフさんがクープ・ド・モンド日本代表になったこと、そして何よりケーキがおいしそうだったため行ってみたくなりました。
 距離的には我が家からかなり遠いのですが、千代田線が小田急線に乗り入れる中に30分に1本のペースで多摩線唐木田行きがあり、それを使えば乗換なしで1時間ちょいで永山駅まで行けることが分かりました。雨に濡れることもなく暖房の効いた車内でゆっくり本など読みながらのお出かけです。
 都内では見られなかった積雪が残る永山駅から徒歩10分ほど、白い壁に青いひさしのお店が乞田川の畔に見えてきました。土地柄か広い店内は入って左手にチョコ類、正面にケーキのショーケース、中心とショーケースの脇に焼き菓子類が並びます。店の右奥がカフェスペースですが、半セルフ方式で席は4〜5席となっています。内装は都会的なカントリー調というのか、シンプルながら暖かみのある雰囲気にまとめられています。お店の囲むようにL字に設けられた厨房は、お店の前の通りからも店内からもよく見え、すっきりと明るくかなり広い作られているように見えました。
 土曜とはいえ寒い雨の日の15時過ぎだったのですが、店内には3組のお客さん、喫茶にも女性の団体とわりと盛況のようです。何種類ものチョコを使い分けているそうですが、素材がケーキの中で解け合っている感じで「融合」という単語が浮かんできました。解け合いながらも単調にならず、歯ごたえや酸味、塩気で穏やかな変化を加えています。
 喫茶もまだ準備中との張り紙があったので、これからも変化していくお店かもしれません。場所柄なかなか行けそうにもありませんが、今後期待できるお店のようです。