自家製さくらと苺のケーキ

YOUKO2005-03-06

 何となく春めいてきたので、春の息吹を焼き込んだケーキを作ってみたくなりました。
 春といえばやはりさくら。しかしさくらだけでは少々おもしろみが足りないかなと思ったので、八百屋で親指の頭くらいの小粒の苺が売られていたので、これもそのまま生で焼き込んでみることにしました。ちなみにこの組み合わせは、高山なおみさんの本に出ていた「桜色のムース」を参考にさせてもらいました。
 さくらの塩漬けは水にさらして塩抜きをしてみじん切り、苺はキルシュ酒を振って置いておきます。生地はいつもはバターを泡立てて卵を加えるところを、卵を泡立てたものにバターを加える手法にして、バターの香りを引き出します。
 焼いていくうちに丸ごと加えた苺がジャム状になり、赤いジュレがあふれてきます。苺のあった部分にポコポコと丸い穴ができ、その水分も加わってしっとりとした仕上がりのパウンドケーキになりました。苺の香りとさくらの香りは不思議と相性がよく、甘く華やかな風味です。わずかな塩気も心地よい仕上がりとなりました。でも、最初から上にのせたさくらが焦げてしまいました。
 もう少し手を加え、春の定番ケーキにしたいと思うなかなかの組み合わせ。パウンドケーキにはまっているこのごろです。