『ヤナギ・タダシ』、または広沢寺温泉

YOUKO2005-06-11

海老名駅前の丸井で『タダシ・ヤナギ』のケーキを買いました。
正確に言うと、厚木の先にある広沢寺温泉に行く途中、せっかく近くを通るのだからと寄り道をした感じです。
まだ、午前中ということもあり、丸井のお店にはほぼフルラインナップのケーキが並んでいました。本店限定のケーキがあるとは聞いていたのですが、丸井には丸井限定のケーキがあるようです。
これから東丹沢まで行くことを考えて、「パラディ」と「コリゼ」の2点だけを購入しました。スプーンをつけて欲しいと伝えたところ、丁寧にナプキンと一緒にビニール袋に入れて箱にセットしてくれました。
さて、広沢寺温泉は丹沢山系の東端に位置し、厚木からバスで30分ほどの場所にある「強アルカリ」温泉です。周辺をぶらぶらしてケーキを食べて温泉に・・・、と思っていたのですが、あいにく途中から雨が降ってきてしまいました。徒歩30分ほどの弁天様の祠に行こうと思っていたですが、棚田を修復しているおじさんたちから「熊が出る」、「1時間はかかる」と脅されて(?)断念。温泉のある広沢寺の境内で、声明と鈴の音を聴きながら、木陰で雨宿りをしつついただきました。
「パラディ」は以前にもいただいたことがあると思うのですが、バナナとマンゴーと杏の組み合わせ。ホワイトチョコムースにサーモンピンクのチョコをピストレした美しいケーキです。1時間ぐらい持ち歩いたせいでちょっと柔らかくなっていたのですが、それはそれでとろけるような舌触りです。中心入っている杏のフランボワがアクセントです。
「コリゼ」はラム酒風味の生地にクリームをサンドした、一見丸いバターサンドクッキーのようです。けれど、生地はクッキーではなくナッツの入ったしっかりしたケーキで、シロップを吸ってしっとりとしています。ラム酒の風味はそれほど強くなく、ケーキに生クリームをつけて食べているようなシンプルなものでした。
新緑の中で、雨音と声明の流れる中、ひとり食べるケーキもおつなもの?なかなか貴重な体験でした。
その後、広沢寺の洞窟風呂と漆塗りのお風呂に入り、湯上りにビールを飲み、戻りながらラーメンを食べ、薬丸印の新名物「いのししプン」を買って、お肌るつるつになって東京に戻りましたとさ。