『ル・ププラン』のパン

YOUKO2005-06-06

昨日行った『ル・ププラン』には、パンも4〜5種類置いてありました。
種類はクロワッサン系のバリエーションといった感じですが、私が好きなクロワッサン・オ・ザマンド(奥)とショソン・オ・ポンム(手前)があったので、朝ご飯用に購入しました。
クロワッサン・オ・ザマンドはクロワッサンの上にアーモンド風味のクリームをかけて焼いた物。かつては売れ残ったクロワッサンの再利用だったとも聞いていますが、こちらの土台になっているクロワッサンはフカフカだったので、普通のクロワッサンと一緒に作っているのかもしれません。
生地の中にはよくあるようにアーモンドクリームは入っていませんでしたが、上にはたっぷりクリームがかけてあり、十分にナッツの風味と甘みを楽しめます。
ショソン・オ・ポンムはサクサクしたパイ生地にりんごの甘煮入り。しっかりした生地の表面はぱりっとして、りんごはジューシー、上品だけどなつかしい味です。
これにキッシュやチーズ系のパンも揃っていれば、もっとうれしいかも。なんてネ。

『ル・ププラン』より

YOUKO2005-06-05

京王・聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩で5分ほど、広い通りのちょっと引っ込んだ一角にこのお店はありました。
前から「聖蹟」ってなんだろうと思っていたのですが、明治天皇がここに行幸したのでこの名前がついたのだそうです。また、ジブリの映画『耳をすませば』の舞台になった街としても有名とのことです。
さて、ビルの1階に位置するお店は小ぢんまりとしていますが、暖かな雰囲気です。
入って入り口から右手にぐるっと焼き菓子の棚、左手にギフト、正面がケーキのショーケースになります。
お店で目をひくのは、奥の厨房と売り場の境についている大きなガラスの窓で、その窓がスライドして開くところ。私が行った時はちょうど焼き菓子が焼き上がったところで、開いた窓から流れ込んでくる甘い匂いに店内が包まれていました。
そして厨房の一番奥に大きく取られた窓からは中庭が見えて、公園の中にいるような明るい解放感があります。
ケーキの種類は25種類ほど、その他に5種類ほどのアントルメや、シンプルなロールケーキ(お願いすると半分サイズなどにカットしてくれるそうです)、ウィークエンドなどの四角いパウンドケーキなどもありました。
焼き菓子も25種類ほどで、ドイツ系やバスク系のお菓子のほか、親しみやすいアーモンドクッキーやリーフパイ、メレンゲなどもあります。
また、ショーケースの上にはクロワッサン系のパンが4種類ほどありました。
うれしいことに、都心のケーキ屋さんよりリーズナブルで、ケーキは300円台中心、焼き菓子も100円を切るものがあります。
手書きで書かれた今月のお菓子の案内パンフレットなど、手作り感があって親しみやすい雰囲気なのですが、焼き菓子などお菓子の面をちゃんとそろえて並べるなどきちんとすべきところは押さえており、小さなお店ながら雑然とした印象がなく好感が持てました。
ケーキは全体に軽い仕上がりで、「甘い」と表示されたものでもくどさがなく、後味に嫌みなところがありません。ハーブを使ったケーキもありますが、いかにも加えたという感じがなく、中にとけ込んで全体の味を引き立てています。ケーキの作りにに無理がなく、でも自然と1歩前に出てくる感じでしょうか。
個人的に妙にツボにはまってしまったお店となりました。

『コンフィチュール アッシュ』の駒沢バームクーヘン

YOUKO2005-06-02

「フードパラダイス」で買った『コンフィチュール・アッシュ』のバームクーヘンを食べました。
薄い生地が整然と幾層にも重ねられ、きちんとした印象のバームクーヘンです。
生地はさらさらとした口溶けのよいもので、これは米の粉「リ・ファリーヌ」を使って焼き上げているためでしょう。あっさりとした甘さですが、周りにラム酒風味の砂糖衣がかけてあり、ほどよく上品な味になっています。
こちらのバームクーヘンは箱も手提げ袋も、黄色い地にお店までの地図がデザインされたお洒落なもの。ジャムと一緒に手土産に持っていくと喜ばれそうです。

玉出木村屋のパン

YOUKO2005-05-31

昨日新宿タカシマヤで買い求めた『玉出木村屋』のパンを食べました。
今回の催しで初めてこちらのお店を知ったのですが、ホームページを見ると、なかなか精力的に活動しているパン屋さんのようです。
買ったパンは、苺のロールデニッシュ、メープルのパン、ヴェネツィアーナ、クリームパンです。
今回の出店は菓子パンが中心だったようですが、昔ながらの菓子パン風なのにいずれもあなどれないお味。お店の方によると苺のジャムまで自家製で作っているそうです。
そのせいか菓子パンにありがちな人工的なくどさがなく、生地もちゃんと美味しい物でした。
中でも一番人気というヴェネツィアーナは直径20センチ以上もあるパンなのですが(私は半分サイズを買いました)、しっとりモチモチの生地が後を引くおいしさで、まるまる1個買ったとしても一人で全部食べてしまいそうです。
その他のパンも、卵の味の生かしたクリーム入りのパンや、メープルの甘みだけで作ったパンなど、一手間かけた感じがしてうれしくなりました。
お財布と手荷物に余裕があったら、焼き芋パンやあんパン、カトルカール(!)も買ってみればよかったなと思いました。

フレサ コンナタ by オリオール・バラゲ

YOUKO2005-05-30

新宿高島屋で行われた「フードパラダイス」に行ってきました。
お目当ては、ここでしか食べられないという、オリオール・バラゲ氏のデセールです。
高島屋についたのは11時過ぎ頃。雨降りという生憎のお天気でしたが、最終日ということもあって思ったより人が集まっていました。
ちょうど玉出木村屋のパンが販売開始になったところで、売り子さんの大阪弁に乗せられて、ついつい4種ほど購入。
ざっと会場を見た後、お昼の混雑前にと小川軒で「オムライス」を食べました。イートインのコーナーに液晶画面が置かれていて、自分のオムライスができていく様子をライブで見ることができます。出来立てのオムライスは卵がオムレツのようにトロトロで、さっぱりめのケチャップと合わせていただくとなかなかおいしいものでした。
デザートにはいよいよバラゲ氏の「フレサ コン ナタ」です。
小川軒などは私が出るときは人が並びはじめていたのですが、こちらにはお客さんは一人もいません。やはり1皿1575円のデザートでは二の足を踏んでしまう人が多いのでしょうか。
さて、出てきたアシェットは、驚くほど小さい!広告に「チョコの大きさは6.5センチです」とわざわざ書いてあった理由がわかりました。
けれど店員さんは(バリスタさんのようですが)「せっかくこれだけのお金を払うのだから」と言って、材料や食べ方を丁寧に解説してくださいました。
お皿にはシェリーor赤ワインを煮詰めたソースとフランボワーズのソースがしかれ、苺の切ったものの上には柔らかいガナッシュのようなバニラホワイトチョコレートと塩とこしょうの入った飴が乗っています。
最初はちょっとづつそれぞれを味を見たら、飴を砕いて全体を一緒に食べて欲しいとのこと。確かにチョコだけ食べると甘ったるいのに物足りない感じですが、合わせると塩気と酸味とコクとジューシーさが合わさって、なんといえず美味い!結構しっかりした味で、最初は少ないように思えたのですが、結局量的にもこのくらいでよいかもしれないと思いました。
私はコーヒーとのセットだったので、お奨めの塩入のエスプレッソをお願いしました。
甘く濃いエスプレッソなのですが、塩が入っているといわれないと分からない味です。甘いのにそれだけではない、何か…、と考えているうちに気がつきました。これは、おしるこに塩を入れた時の、あの甘み。さっぱりしているようなのに不思議なコクがあるのです。「これはボクにしか作れないんです」とバリスタさんは言っていましたが、これにはどういう仕掛けがあったのでしょうか。

パティスリー・スリール

YOUKO2005-05-27

今月はじめに五本木にできたばかりのケーキ屋さん『パティスリー・スリール』に行ってきました。
お店の案内には学芸大学駅から歩くようになっていましたが、地図で確認すると、道は少々複雑になるものの祐天寺駅からの方が近いようです。祐天寺を使うと徒歩7〜8分といういうところでしょうか。
住宅街を抜け出て広い道を右折すると、白い壁にオレンジ色のルーフがまぶしい、真新しいお店が目に入りました。通りに面した壁には窓が大きくとられ明るい印象です。
店内は道に沿った細長い三角形になっていて、入って正面にケーキのショーケースがあり、その奥には厨房がガラス越しに見えています。生ケーキの種類は20種類ほど、パウンドが4種ほど、右の方は常温で置いておけるタルトなどのケースになっていて、こちらには6種類ほどが並んでいます。
左手の壁際には整然と焼き菓子が並び、6種類ほどのフィナンシェのほか焼き菓子が10種類ほど、クッキーが5〜6種、オランジェットなどのチョコが2種類ほど置かれています。
ケーキの値段は300〜400円台と、こちらのシェフが前にいらっしゃった『ロオジエ』に比べるとそれほど高くはありません。大きさも少し小振りではありますが、小さいという印象はありません。
私が購入したのは、シューバナカ、フレジエ、アリアンス、アブリコテ、ショコラヴァニーユ、リッチの6品です。こちらのシェフさんはムース系がお得意なのか柔らか系のものが多いようです。いずれも口溶けがよく優しい味わいで、ショコラヴァニーユなどはゼラチンが入っているのかしらという柔らかさでした。
またそれぞれに味わいを活かしたケーキで、6種類続けて食べても飽きることはありませんでした。
でも、こちらも家からは少〜し遠いかな。

ジャスミン茶と完熟マンゴのオリエンタルパピーズ

YOUKO2005-05-25

今月のパピー・パピーズさんのパウンドケーキは、ちょっとオリエンタルな雰囲気が漂う「マンゴとジャスミン茶」の取り合わせです。
マンゴは想像つくとして、ジャスミン茶は・・・?
一般に中華料理屋さんで出されるジャスミン茶は香りがきつくて苦手な方も多いと思います(実は私は結構好きだったりするのですが)。けれど昔中国茶専門店でいただいたジャスミン茶は、きついとがった香りではなく、自然の花の香りがするものでした。
今回のパピーズさんのケーキは、後者の花のようなお茶の香りが漂うもの。口に入れる瞬間に、ふわっと優しくすっきりした香りがひろがります。
口溶けのよい生地には生のマンゴを柔らかく煮たものと、少し歯ごたえのあるドライマンゴ・ドライパナップルを刻んだものが入っていて、くにゅっとしたもの、ちょっと歯ごたえのあるものの二つのマンゴの味が楽しめます。
梅雨の季節にはまだ早いですが、雨の降る日に、ゆっくり窓の外でも眺めながらいただきたくなるような、アンニュイ(?)な雰囲気のケーキでした。
追記
このケーキには27日が食べ頃と合ったのですが、人が集まる関係でフライングして25日に食べてしまいました。
その後、残っていた切れ端を28日に食べたところ、ジャスミン茶の香りがとても甘くかぐわしくなっていました。25日の時点ではもうちょっとお茶の香りがあってもよいかなと思っていたので、これは早まってしまったようです。
やっぱり作っている方の意見はきちんと聞いた方がよいようですね(^^;)。